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2023-05-08 (Mon) 00:19

New kindle で英語多読に挑戦!無料で読める名作多数

というわけで……も第5類もないんですが、英語多読といえばたいていの人が「目指せ100万語」を目標に掲げているわけなんだけど、100万語というのは読書量としてはいかにも少なすぎる。まあスタートラインに立つために1000万語くらいが最低線なのかなあ、と考える今日このごろなのでした。でも高校生レベルで100万語読んだら相当なものだとは思うんだけどね。それ系のブログなどではよく「絵本を読め」と書いておるのだが、拙者はあまりにも簡単なものを読んでいると眠くなってしまうので、初心者には無理とされている児童書を、気にせずガンガン読むことにしている。というか、絵本云々は中学英語が怪しいという平均的な日本人(?)の場合であって、よく考えてみれば俺はもともと大学五年生程度の語学力は普通にあるわけで、高校時代には既に児童書くらいは読めていたのである(数十年間忘れていたのですが)。


それで、毎日一時間程度の空き時間を利用して、kindleで無料の児童書を読んでいるわけだが、これがなかなか快調なのである。なにしろ基本的にタダであるし、ほどほどの難しさでトレーニングとしてはちょうどいいし、無理なく五千から一万語は読めるのだ。ラインナップとしては「不思議の国のアリス」「ドリトル先生アフリカ行き」「オズの魔法使い」「宝島」が、拙者の中では児童書四天王という感じ。こいつらは難しさではBランクってところであって、「秘密の花園」「ハックルベリイ・フィンの冒険」あたりになると文学性が高くなってきてやや手こずるのでAランクと言っていいだろう。いずれにしても、これら無料の名作を読むだけで20万語くらいになっちゃうわけで、何周かすればあっさりと100万語は突破してしまう。さらに、それと並行してGRを読むわけですが、こっちは古典作品に比べると平易そのものなので物凄いスピードで読めちゃって、歯ごたえのなさに唖然としてしまう。こうなると、GRの方は多読の合間の息抜きって感じだな。


高校時代(数十年前)には手に入る英文が限られていて、開文社の対訳本の「不思議の国のアリス」と、高松市の宮脇書店本店で買った「ハックルベリイ・フィン」のペーパーバックが拙者にとっての二大洋書(?)であった。これらをとにかく強引に読み続けるのが日課であって、そのあとで授業でやっているリーダーの教科書を読むと、あまりの簡単さにびっくりしたものだった。今も昔も、やっていることは全く同じというか、いつまでたっても進歩がないと言うべきなのか。高校生レベルだと十行くらいの文章が長文問題と言われ、俺が受けた大学の入試問題は5ページほどあるので「超長文」と言われていたものだが、一般のペーパーバックは300ページ以上あるもんね。それでも語数でいえばやっと10万語ってところだから、高校の授業でやっている英語などは、分量からいけば文字通り子供の遊びレベルだってこと。そのわりには、高3で受験対策でやっていた特別枠のリーダー(いわゆる増単)なんてのは、無駄に難しい文章ばかりで困ったものだった。他の級友たちはみんな匙を投げちゃったので、先生はやむなく俺ばかり指すので、ほとんど個人授業みたいになっちゃった。しまいには、俺が当てられるたびに笑いが起きてんの。

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最終更新日 : 2023-05-08

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