というわけで、おなじみの老害です。すっかり受験シーズンですねー、というか今日は共通一次試験(死語)の当日ではないか。といっても俺は早慶しか受験したことがない奇特な御仁なんですけどね。高校時代には早慶の入試のことしか考えてなくて、それ以外の大学が存在するという事実に気がついたのは、ここ数年のことである。なんだかんだ言って、拙者は偏差値至上主義者であり、受験とは所詮、暗記の千本ノックが全てだと思っている昭和人間、いわばゆとりの敵(笑)。ではなんで東大じゃなくて早慶かというと、中学時代にいじめに遭った後遺症で二流高校にしか行けず、そこでは受験対策なんかしてくれないので東大は物理的に無理だったんですよ旦那(数年かければ入れただろうけど)。学校でやってる補習も模試も完全に無視して、駿台や代ゼミの模試に個人参加して、手探りの独学で早慶レベルを目指したもんだから、ぶっちゃけキツかったです。でも実家では、地元国立大学に入れなかった男として低能扱いされているんだから笑ってしまいますねー(笑えねーよ)。
さて、そんなことはどうでもいいんですが、最近の当サイトの趣旨は目指せ100万語、ならぬ目指せ1億語。まあそれくらいを目標にしないと「デイヴィッド・コパフィールド」を縦横に味わうまでには至らないような気がします。まあ、こっちは学者じゃなくて無学者なので、学問的に読もうというガチ勢、ならぬミーハー勢ですから1000万語で十分なんだろうけど。しかしなに勢であろうとも、「デヴィ・コパ」が一番好きな小説であることは揺るぎない事実なのじゃー。最近ではいろんな新訳が出ているみたいですが、拙者としては中野好夫以外の訳文には興味がないのです(こういうところが老害)。それから、ジョージ・キューカーが監督した映画も好きなんですよ。日本では「孤児ダビド物語」という素敵な邦題で公開されましたが、アカデミー賞候補にもなった当時の超大作だ。しかし大長編を二時間に詰め込んだために、恐ろしいスピードで話が展開するのは「宝島」と同様、映画版のお約束だな。

そうこう言っとるうちにNew Kindleを購入したので、さっそく「デヴィ・コパ」の原文を読破といきたいところだが、今の拙者にはGRのレベル3が精一杯。偏差値70以上あって英語が得意だったという男が、外人の小学生レベルの読解力しかないんだから、この国の英語教育はどうなっているのかねー。などと自分でも逆に感心してしまいますが、そこは昭和人間の千本ノック方式だ。原文が読めないんならGRを読めばいいじゃない(マリー・アントワネットふうに)、ということで、PenguinとMacmillanの「デヴィ・コパ」を一気読みしたのでした。あと、Oxford版も手に入れたけど、これはちょっとレベルが高いのでまだ読んでない。前者二冊のうちではMacmillanが非常に良かったですね。日本の多読業界ではPenguin(現・Pearson)の人気が一番みたいなんですが、なんか文章が真面目すぎるというか冷たいところがあるように思います。総じて、MacmillanのGRには遊びや機知があって、個人的には最も読みやすいシリーズだと思うんですよねー。などと言っている間に10万語を突破したのですが、まだ全然進歩はありません(笑)。
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最終更新日 : 2023-01-14